<柏山自夢・ケイバーメトリクス最終解答:中山12R>

競走馬の有名な通称はいろいろある。個人的には「新聞の読める馬」がお気に入りだ。人気をあっさり裏切ったと思えば、穴であっと言わせたカブトシロー(67年の天皇賞・秋、有馬記念覇者)を指したもの。競馬ファンがむら駆けに悩むのは50年前も今も同じなのだ、とほほ笑ましくなる。

現代にも「新聞の読める馬」はいる。現役競走馬ではなく種牡馬で、「読める」の意味も違うのだけれど。その正体はノヴェリスト。16年以降の芝競走で、1~5番人気での複勝回収率が102%。出走100回以上の種牡馬中1位だ(2位タイキシャトル=100%=までが100%以上)。優れた繁殖能力がある一方でディープインパクトやキングカメハメハほどの知名度がないことが、お買い得の要因だと推測している。ただ、6番人気以下になると同52%。人気が高いときに期待に応える。【平成版・新聞の読める馬】だ。

◆中山12R ノヴェリスト産駒◎シュバルツリッターの前走は7番人気4着。初めての2000メートル戦で、前に壁を作れなかったなかよく踏ん張っている。評価を上げてきそうだ。今回は慣れた距離に戻り意欲の連闘。鞍上に戸崎騎手を迎え、勝負気配だ。馬連、ワイドで(6)-(5)(1)(2)(12)。

※ケイバーメトリクス 京大卒の理論派・柏山記者が掲げる、回収率を重視したデータ分析の新指標。野球でおなじみのセイバーメトリクスがヒント。

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