有馬記念(G1、芝2500メートル、23日=中山)に出走予定のオジュウチョウサン(牡7、和田正)は14日、美浦の北馬場で障害飛越の調整を行った。
J・G1・5連覇中の最強障害馬にとっては平地転向後も前走南武特別(1着)前に行った調整法で、肉体面の強化だけでなく、精神面のリフレッシュをうながす効果がある。ただ、有馬記念出走予定馬としては異例の調整法。直線に置かれた2つの障害を華麗に飛越。その後は飛び跳ねるしぐさで好調をアピールした。
騎乗した石神騎手は「障害は抜群の安定感ですし、動きが素軽くて落とされないようにしないと。状態がいい証拠ですね。とにかくレースまで無事に行ってほしい」と笑顔を見せた。