<香港ヴァーズ>◇9日=香港シャティン◇G1◇芝2400メートル◇3歳上◇出走14頭◇1着賞金1140万香港ドル(約1億6900万円)

香港国際競走がシャティン競馬場で行われ、4競走に9頭が出走した日本馬は香港カップのディアドラ(牝4、橋田)、香港マイルのヴィブロス(牝5、友道)、香港ヴァーズのリスグラシュー(牝4、矢作)と3頭が2着に好走したが、2年連続の未勝利に終わった。

外のリスグラシューか、内のエグザルタントか。直線は2頭だけの世界が広がっていた。1度はリスが前に出た。残るは100メートル。押し切るか。そう思わせた。地元香港のエグザルタントに騎乗したパートン騎手は「モレイラ騎手が内に寄って来て、馬に力が戻った」と振り返る。リスは少しずつ内にもたれ、残り50メートルで根負け。首差2着とわずかに及ばなかった。

ほぼ想定通りだった。逃げるクロコスミアが引っ張る流れはスロー。矢作師は「瞬発力勝負になるので、中団より前に行かないように」と戦術を託した。道中は後方待機。4角の手応え、直線の伸びも絶好だった。モレイラ騎手は「勝った馬には地の利もあった。残り600メートルで他馬にぶつけられるところもあった」と悔やんだ。

負けはした。だが、初の海外遠征で胸を張れる2着だ。輸送が苦手な馬が海を渡っても日々、落ち着きを保った。矢作師は「勝ったと思ったけど」と唇をかみつつ「これでめどが立ったので、また海外に打って出たい」と手応えも得た。今後は未定。国内で力を蓄え、今度こそ栄冠を手にしてみせる。

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