<香港マイル>◇9日=香港シャティン◇G1◇芝1600メートル◇3歳上◇出走14頭◇1着賞金1425万香港ドル(約2億1200万円)

香港国際競走がシャティン競馬場で行われ、4競走に9頭が出走した日本馬は香港カップのディアドラ(牝4、橋田)、香港マイルのヴィブロス(牝5、友道)、香港ヴァーズのリスグラシュー(牝4、矢作)と3頭が2着に好走したが、2年連続の未勝利に終わった。

王者の背中を懸命に追った。ヴィブロスが馬群を割った。中団後方からペルシアンナイトと並ぶように伸びてくる。横一線の壮絶な2着争い。最後まで諦めない。ビュイック騎手は「最後の100メートルでワンペースになってからもよく走った」とたたえた。独走態勢のビューティージェネレーションに少しでも迫ろうと、鞍上の鼓舞に応えた。

日本、ドバイ、香港と史上初の3カ国G1制覇を目指した今回の遠征。海外G1はドバイターフの17年1着、18年2着に続く3度目の参戦で、その全てで連対を果たした。友道師は「4角で一瞬いいと思ったが、1着馬は強かった。負けはしたが、この馬なりに頑張った」と、晴れやかに語った。

デビュー時は410キロほどの小柄な牝馬。佐々木主浩オーナーは「直線の伸びはすごかったよね。頑張った。本当によく頑張った」と感激の声を上げた。一戦ごとにたくましさを増し、偉業にあと1歩のところまできた。今回がラストランの予定だったが、「ちょっと考えようかな」。気迫あふれる走りは“大魔神”の心も震わせた。

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