香港の馬場も高速化しているのでしょうか?

シャティン競馬場の芝2000メートルのレコードは今年に入って3度塗り替えられています。

最初は昨年暮れの香港C(G1、芝2000メートル)を逃げ切ったタイムワープ(せん5、父アーキペンコ)。2月に出走したG1香港ゴールドCで1分59秒97を記録しました。これは香港競馬史上、初めて2分の壁を切る突破口となりました。

しかし、この大記録もシーズン終盤の7月の条件戦、日本の1600万クラスにあたるクラス2のレースであっさりと破られます。塗り替えたのはタイムワープの全弟のグロリアスフォーエバー(せん4、父アーキペンコ)で、その走破タイムは1分59秒53でした。

この2頭は香港Cの前哨戦として11月18日に行われたジョッキークラブC(G2、芝2000メートル)にそろって出走しましたが、逃げるタイムワープにグロリアスフォーエバーが競りかけ、最後は共倒れ。兄はしんがり、弟は6着と惨敗しました。

ハイペースに引っ張られて、しんがり近くから追い上げて漁夫の利をさらったイーグルウェイ(せん6、父モアザンレディ)の出した1分59秒30が現在のレコードタイムです。

本番ではタイムワープに年明けから主戦の座に就いているZ・パートン騎手、グロリアスフォーエバーには日本のサングレーザーに騎乗するJ・モレイラ騎手に代わってS・デソウサ騎手の騎乗が決まっています。馬は兄弟でも、馬主も厩舎も異なるので再び激しい先行争いになる可能性は大きそうです。

日本から参戦するサングレーザー、ステファノスの前走は1分56秒台の決着となった天皇賞・秋。超のつく高速馬場だったとはいえ、2頭とも速い時計で走れています。2000メートルは去年の秋華賞以来となるディアドラも1800メートルの重賞を連勝中で、前走の府中牝馬Sでは上がり3ハロン32秒3を計時して決め手に磨きをかけています。

今年4度目の香港レコードをたたき出すのは日本馬かもしれません。

【奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

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