欧州年度代表馬(カルティエ賞)各部門が13日に発表され、年度代表馬にはロアリングライオン(牡3、J・ゴスデン、父キトゥンズジョイ)が選ばれた。英2000ギニーは5着、英ダービーは3着に敗れ、クラシック制覇はならなかったが、エクリプスS、英インターナショナルS、愛チャンピオンS、クイーンエリザベス2世SでG1・4連勝。英愛の中距離路線で存在感を示した。ラストランのBCクラシックはダート初挑戦で14頭立て最下位に敗れ、今後は種牡馬になることが決まっている。

年度代表馬の最終候補は5頭。アイルランドの3歳牝馬アルファセントーリをのぞく4頭(ロアリングライオン、エネイブル、クラックスマン、ストラディヴァリウス)をゴスデン厩舎が占め、今年の欧州競馬を象徴する結果となった。

凱旋門賞連覇のエネイブルは2年連続の年度代表馬を逃したが、最優秀古馬に選出。マイルG1を4連勝したアルファセントーリは最優秀3歳牝馬、ストラディヴァリウスは最優秀ステイヤーに輝いた。日本生まれのディープインパクト産駒で英2000ギニーを制したサクソンウォリアーも最優秀3歳牡馬(ロアリングライオンが受賞)の最終候補にノミネートされていたが、受賞はならなかった。

ロアリングライオンを管理するゴスデン師は14年のキングマン、15年のゴールデンホーン、昨年のエネイブルに続き、過去5年で4頭目の欧州年度代表馬受賞となった。

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