凱旋門賞を連覇したエネイブル(牝4)の動向が注目されています。J・ゴスデン師はオーナーのアブデュラ殿下の決断次第としていますが、今年2戦とフレッシュな状態。レース後の反動がなければ年内にもう1戦する可能性は十分にありそうです。

選択肢として考えられるのは(1)11月3日のBCターフ出走(2)10月20日の英チャンピオンSで僚馬クラックスマンと対決(3)来年に備えて休養入り-の3つです。

BCのホスト競馬場となるケンタッキー州のチャーチルダウンズ競馬場は、すでにBCターフ出走馬の資料を作っていますが、その中には10月20日のクイーンエリザベス2世SでG1・4連勝に王手をかけるロアリングライオン、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS2着のクリスタルオーシャン、昨年の覇者で凱旋門賞13着だったタリスマニックとともにエネイブルを欧州からの遠征予定馬として名を連ねてます。

アブデュラ殿下と、その競馬法人のジャドモントファームは古くはダンシングブレーヴやデインヒル、最近ではフランケル、エネイブルなど歴史的名馬を欧州で生産しています。米国にも生産拠点を持つこともあり、BCも欲しいタイトルであることに違いはありません。過去には凱旋門賞馬のダンシングブレーヴ(ターフで4着)やワークフォース(ターフ出走予定も馬場が硬くなり回避)が米国最高峰のレースを目指した前例もあります。これがエネイブルの参戦を既成事実化したのか、BCの公式前売り「フューチャーワジャー」ではエネイブルが単勝3・3倍の本命馬にされています。

今年のBCは米3冠馬ジャスティファイがダートのBCクラシックで主役となるはずでしたが、故障で引退。凱旋門賞連覇の名牝参戦となればイベントの重みが格段に増すことになります。【奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

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