<京都大賞典>◇8日=京都◇G2◇芝2400メートル◇3歳上◇出走11頭

待ちに待った復活Vだ。G1・2勝馬サトノダイヤモンド(牡5、池江)が1年7カ月ぶりの勝利を挙げた。つきっきりで調教をつけた川田将雅騎手(32)が初騎乗で結果を出した。次戦のジャパンC(G1、芝2400メートル、11月25日=東京)で再び頂点を狙う。

秋晴れの下で、きらめきを取り戻した。中団外にいたサトノダイヤモンドが、4コーナーでシュヴァルグランに襲いかかった。並ばない。瞬時に抜き去る。白い星のある額が前へ出た。後続を振り切って半馬身差でゴール。昨春の阪神大賞典以来1年7カ月ぶりの復活Vを果たし、川田騎手の左手に首筋をなでられた。

川田騎手 中間ずっと一緒に過ごしてきて、それが実ってくれて何より。ホッとしてます。ダイヤモンドが選んだ位置で競馬をして、少し早めに動きましたけど「強気に押し切ってやろう」という思いでした。

初騎乗に向け、追い切り日以外も背中にまたがった。池江師は「『左トモの踏ん張りがもうひとつ効いていない』と指摘してくれた」と明かす。厩舎と一丸になって改善に取り組み、いきなり結果を出した。

どん底からはい上がった。ちょうど1年前の凱旋門賞では、のどの不調もあって見せ場すらつくれず15着に惨敗。昨年はG1・3勝を含む自己最多63勝でリーディングを獲得したトレーナーも「自分の中ではもうひとつ。看板馬にG1を勝たせられなかったから」と本音を漏らしていた。この春の宝塚記念ではファン投票1位。誰もが再起を待ちわびていた。

連敗を6で止め、今後はジャパンCと有馬記念で再び王座を目指す。鞍上が「思ってる以上に戻ってきてくれています」と評価すれば、池江師も「まだまだ良くなる余地を残している。ピークの姿に戻したい」と意気込む。当歳時に2億3000万円で落札された“走る宝石”。この秋こそは再び、最高の輝きを放つ。【太田尚樹】

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