<マイルCS南部杯>8日=盛岡◇統一G1◇ダート1600メートル◇3歳上◇出走14頭

2番人気ルヴァンスレーヴ(牡3、萩原)が、初対戦となった古馬を一蹴して、統一G1・3勝目を飾った。好スタートから道中は離れた中団で先行馬を追走。直線では残り1ハロン付近で先頭に立ち、そのままゴールした。勝ち時計は1分35秒3。昨年の最優秀ダート馬で2着の1番人気ゴールドドリームに1馬身半差の完勝。世代交代を成し遂げた。

薄暮競馬のカクテル光線に照らされたルヴァンスレーヴが、古馬一線級の壁を簡単に打ち破った。残り200メートル付近で早々と先頭に立ち、最後まで脚色は衰えなかった。騎乗停止明けの一戦で結果を出したM・デムーロ騎手がうなった。「半端ない。すごい強い馬です」。開催31回目で初の3歳馬制覇。同時に正真正銘のダート最強馬に名乗りを上げた。

連勝したここ2戦は出遅れた。「1600メートルなのでスタートに注意した」(同騎手)。思い通りにゲートを出ると、中団で先行馬の動きを見た。「外枠でどうかと思ったけど、スムーズな競馬ができた」。勝負どころから直線に向くまで、手応えは抜群のまま。あとは馬の力を信じるだけ。上がりはメンバー最速の35秒3をマークした。

歴戦の古馬との一戦。馬主のG1レーシング吉田正志代表は「ここを使うか迷っていた。ただどこかで絶対当たる相手。状態も良かったので」と経緯を説明した。本心は「勝つとは思っていなかった」だが、想像以上の強さで能力の高さを再認識した。「モンスターだなと思っていたけど、レジェンド級ですね」と笑った。

レース後は直接、宮城・山元トレセンに放牧に出た。次走は12月2日中京のチャンピオンズC(G1、ダート1800メートル)が濃厚。来年はG1フェブラリーSを視野に入れる。吉田代表は「まだ完璧じゃない。まだまだ強くなる馬」と言った。伸びしろ十分、7戦6勝の3歳馬。統一G1からJRA・G1制圧へ。みちのく盛岡で、大きな1歩を踏み出した。【久野朗】

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