<毎日王冠>◇7日=東京◇G2◇芝1800メートル◇3歳上◇出走13頭◇1着馬に天皇賞・秋優先出走権

J・モレイラ騎手(35=ブラジル)が騎乗した1番人気の紅一点アエロリット(牝4、菊沢)が逃げ切り、JRA重賞3勝目を挙げた。勝ちタイムは1分44秒5。好スタートからハナに立ち、直線でもスピードは衰えなかった。同騎手は8月のキーンランドC(ナックビーナス)に続くJRA重賞2勝目となった。

残り50メートル。モレイラ騎手は勝利を確信していた。逃げたアエロリットの脚いろはまったく衰えない。懸命に追ってくるライバルを寄せ付けず、1馬身1/4の差をつけてゴール。同騎手は「さすがG1を勝っている馬。落ち着きと闘志を持っている特別な牝馬。今日の勝利で私にも特別な馬になった」と、馬への感謝の言葉を並べた。

好スタートでハナに立ったが、「正直言うとハナに行く予定はなかった。スタートをして流れを見て先頭に立った。馬はリラックスして走っていたし、スムーズな競馬ができた。直線に入ってプレッシャーをかけたら、しっかりと反応してくれた」と、1800メートル3戦2勝2着1回という同馬の強さをたたえた。

2日にJRA騎手免許1次試験を受けた。1次試験の結果は11日に発表されるが、「これから長い間、日本にいられるよう頑張っている最中。今週の木曜日、いい結果が出るように待っています」と打ち明ける。現在は短期免許での騎乗中。前日6日の東京では13、14日の2日間の騎乗停止処分を受け、次週の秋華賞(サラキア)などの騎乗はできなくなった。緊張と動揺。だがレースで騎乗すれば関係ない。ベストの騎乗を心がけ、勝利に導いた。

天皇賞・秋、マイルCSと選択肢はあるが、アエロリットの次走は未定。菊沢師は「まだ課題はあるが、この時計で走ったし、馬は頑張っている」。鞍上も「次のアエロリットのレースが楽しみ。間違いなくまたG1を勝てる馬」とさらなる期待を寄せた。【三上広隆】

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