ミルコ・デムーロ騎手(39)が29日から10月7日まで9日間(開催4日間)の騎乗停止となり、コンビを組む予定だったスプリンターズSのレッドファルクス(牡7、尾関)には騎乗できなくなった。
22日の阪神5Rでリアオリヴィアに騎乗し、4コーナーで外側に斜行。ウインプリンツとスーペルゴラッソの進路が狭くなった。同騎手の騎乗停止は、昨年12月24日の有馬記念でスワーヴリチャードで内側に斜行して以来。
秋G1開幕を前に、痛恨の事態だ。スプリンターズSで史上初のJRA同一G1・3連覇がかかる“相棒”にも乗れなくなった。ショックを引きずるように、この日は11Rまで未勝利だったが、最終12Rでダンサールを勝利に導いた。表彰式後、観客のサインに応じた同騎手は「(ファンから)『休んで頑張って』って言われた」と苦笑いで、悔しさをまぎらわせた。