<京成杯AH>◇9日=中山◇G3◇芝1600メートル◇3歳上◇出走15頭

重賞初挑戦で1番人気に推されたミッキーグローリー(牡5、国枝)が快勝した。勝ちタイムは1分32秒4。クリストフ・ルメール騎手(39)は土曜中山の紫苑S(ノームコア)に続く2日連続の重賞制覇を飾った。

重賞初挑戦とは思えない勝ちっぷりだった。550キロの巨漢ミッキーグローリーが直線で一気に先行勢をのみ込む。ゴールの瞬間、ルメール騎手は左手でステッキをクルッと回して見せた。「スタートからペースが速くてリラックスできた。長くいい脚を使ってくれた」。前日8日の紫苑Sに続く土日重賞制覇となり、余裕の表情でレースを振り返った。

最初のコーナーまで5、6頭が雁行(がんこう)状態。ペースが落ち着いた外回りの3角ではウインガニオンが先頭を奪う出入りの激しい競馬になった。同騎手は「大きな馬で速い脚はないけど、大きい跳びを生かすことができたね」と振り返った。序盤は後方で脚をため、4角から末脚を爆発させた。

左前脚の屈腱炎で1年以上の休養を挟んだだけに関係者の喜びもひとしおだった。国枝師は「待てば海路の日和あり、だね」とニッコリ。続けて「ルメールに9R(フレッチアで差し切り)と同じような競馬で勝ってくれってオーダーしたら同じように勝った。大したものです」と名手に脱帽した。

今後はマイルCS(G1、芝1600メートル、11月18日=京都)が目標になる。鞍上は「前回乗ったときよりバランスが良くなっている。距離もピッタリ」とマイル適性に太鼓判を押す。1年前は1年5カ月の長期休養明け、同じ中山の500万特別で6着に敗れていた。わずか1年で重賞制覇の新星が秋のマイル戦線を盛り上げていく。【木南友輔】

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