滋賀県警草津署は6日、JRA所属の調教師角居勝彦容疑者(54)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。容疑を認めている。

 逮捕容疑は6日午前0時5分ごろ、草津市西渋川1丁目の市道で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。草津署によると、交差点で角居容疑者の車と50代男性のワンボックスカーが出合い頭に衝突。110番を受けて駆け付けた署員が、角居容疑者の息が酒臭いことに気付き検査。基準値を超えるアルコールが検出された。

 これを受け、JRAは6日付で同容疑者を調教停止とした。裁定委員会の議定が下されるまで、管理馬78頭は栗東・中竹和也厩舎に転厩となる。土曜福島11Rタニノアーバンシーなど今週土日に出走予定の6頭についても、中竹厩舎の所属馬として出走する。

 JRAは「中央競馬の調教師が道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で逮捕されましたことにつきまして、皆様におわび申し上げます。本会といたしましては、今回の事案について、厳正な処分を行うとともに、同様の事案の再発防止に努めていく所存であります」とコメントした。

 角居容疑者は11~13年まで3年連続でJRA賞最多勝利調教師を獲得。07年には牝馬のウオッカでダービーを制し、11年にはヴィクトワールピサでドバイワールドCを制するなど、JRAを代表する調教師として知られる。

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