今日14日、野中悠太郎騎手(21=根本)がアイルランドのレパーズタウン競馬場でアイルランド初騎乗に挑む。
騎乗するのは5R(芝2000メートル、11頭立て)のニアケタリング(セン4、父メディチアン)。通算成績は7戦1勝で、同騎手の現地受け入れ先となっているジョニー・ムルタ厩舎の管理馬だ。
3月19日にスタートしたアイルランド武者修行。ようやくつかんだ初めての騎乗に師匠の根本師は日本から温かいエールを送る。
「悠太郎(野中)とはスマホで連絡を取っていて、乗れることになったと連絡が来ました。自分でアイルランドの競馬を学びたいと飛び込んでいって、向こうのライセンスが下りるのには時間がかかったみたいだけど、よかったですね。アイルランドは厩舎で馬に乗っている人たちもほとんどが騎手だったり、見習い騎手だったり、厳しい世界。そこで日本人の悠太郎がこうして乗せてもらえることになったのはありがたいこと。すぐに勝てるとは思ってない。そんなに甘くはない。競馬っていうのは世界中で同じものなんだけど、ただ、違う環境で行われている競馬に乗ることは貴重な経験になると思う。僕は騎手時代にカラ競馬場で乗ったけど、レパーズタウンもアイルランドを代表する素晴らしい競馬場。10月末まで向こうで頑張る彼を多くの人に応援してもらえれば。僕も応援しているし、楽しみにしています」。