<追い斬り激論:日経新春杯>

 年明け伝統のハンデ重賞、日経新春杯(G2、芝2400メートル、14日=京都)の追い切りが10日、東西トレセンで行われた。昨年覇者ミッキーロケットが57・5キロのトップハンデで、少頭数でも混戦模様。「追い斬り激論」では辻敦子記者が軽量52キロのサンタフェチーフ(牝6、斉藤崇)を、木村有三記者は前走で1600万を勝ち上がったパフォーマプロミス(牡6、藤原英)を猛プッシュ。6歳の新興勢力が好配の使者になる!?

 木村 新年から万券娘はヒット連発やな。

 辻 ありがとうございます。日刊スポーツ賞シンザン記念は▲◎☆で3連複6980円をゲット。いいスタートが切れました。

 木村 うらやましい。正月から諭吉さんを数枚損失した俺とは・・・いやまだ始まったばかり、巻き返すで。

 辻 私はいい流れを続けたいです。早速、日経新春杯の追い切りで、穴のにおいを嗅ぎつけました。

 木村 ムムッ。どの馬?

 辻 サンタフェチーフです。キャリア10戦の6歳牝馬。まだ1600万クラスだけど、ここでやれてもおかしくはないと思います。喉の手術で8カ月ぶりだった前走は2着。勝ち馬レジェンドセラーは、関東の上がり馬で21日中山のAJCCに出走を予定していますが、その馬と鼻差の接戦を演じてますからね。

 木村 俺も気になってて、血統を調べた。父ヴィーゼンプファードはアルザオ系のスピードタイプ。でも母の父タイガーヒルはドイツ馬で、芝2400メートルのG1バーデン大賞を連覇している。エルコンドルパサーとも好勝負をした。血統的にも距離は合いそうやな。

 辻 追い切りはCウッドを馬なりで6ハロン84秒7-12秒6。素軽い動きでしたよ。斉藤崇師も「しっかり体を動かせていた。前走は6、7割の状態で2着。1回使って良くなったし、重賞でも通用する馬だと思う」と色気十分でした。ハンデも52キロの軽量だし、長く脚が使えるタイプだからペースが流れてくれれば、さらにいいと思います。

 木村 なるほど。でも新興勢力ならパフォーマプロミスも魅力やで。昨年暮れに1600万を勝ったばかりやけど、こちらもキャリア11戦で馬が若い。追い切りはCウッドを馬なりで6ハロン88秒7-12秒7。両前脚が高く上がって、リズムが良かった。

 辻 ちょっと時計が遅くないですか?

 木村 中2週やし、これで十分。藤原英師は「いい状態。だいぶ体もしっかりしてきた」と満足そうやった。初騎乗のM・デムーロ騎手も「すごくいい状態。乗りやすい」と言っていた。過去5走とも2200メートル以上を使っているのも、出走予定馬ではこの馬だけ。師は「いい結果が欲しいな」と話していた。名門厩舎も昨年は重賞未勝利。表情はいつも通り淡々としていたけど、力が入る一戦やと思う。

 辻 藤原英師以上に木村先輩に力が入ってるのが気になります・・・。

 木村 ギクッ。肝に銘じます・・・。

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