<日刊スポーツ賞中山金杯>◇6日=中山◇G3◇芝2000メートル◇4歳上◇出走17頭

 期待の4歳馬が鮮やかに輝いた。戸崎圭太騎手(37)騎乗の1番人気セダブリランテス(牡4、手塚)が好位追走からウインブライトを首差かわし、重賞2勝目。勝ちタイムは1分59秒8。戸崎騎手は5回目の挑戦で初勝利を飾り、昨年逃した全国リーディングの奪回を宣言した。表彰式では川田員之(かずゆき)日刊スポーツ新聞社代表取締役会長兼社長が、優勝馬関係者に目録を手渡した。

 直線でセダブリランテスが躍動した。522キロの大きな馬体をフルに駆使し、先に抜け出していたウインブライトをゴール前できっちり捉えた。昨夏のラジオNIKKEI賞と同じ「首差」の勝利。持ち味のしぶとさを発揮しての重賞2勝目に、手塚師は「3コーナーでエンジンがかかるのが遅いのでああいう競馬になったけど、スタートも決まったし、レースに関しては良かったと思う」と振り返った。

 昨年、ルメール騎手に4年連続リーディングを阻まれた戸崎騎手にとっては、単なる18年初重賞ではなかった。極限の集中力でスタートを決めると、すぐにトーセンマタコイヤの2番手へ。残り1000メートル地点でマイネルミラノがまくり気味に先頭に立っても慌てない。「状態がすごく良く、自信を持っていた。3~4コーナーで少しふらつくところがあったけど、最後はしっかり伸びてくれた」。2度目の騎乗となるパートナーの力を信頼し、勝利をもぎとった。この日は、中山金杯を含めて3勝。「気持ちいいですね。例年、1、2月は調子良くないですが、馬が頑張ってくれました」。最高の滑り出しに自然と笑みがこぼれた。

 ダートの新馬戦で初陣を飾ったセダブリランテスは、これで5戦4勝。さまざまな条件に対応して結果を出しており、まだまだ底を見せていない。「今後はひと息入れて考えたい」と話した手塚師だが、その視野の先には当然G1挑戦がある。強い明け4歳世代からまた1頭、スター候補が誕生した。【山田準】

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