2018年も年男の菊沢隆徳師(47)に注目だ。日刊スポーツ賞中山金杯(G3、芝2000メートル、6日)に厩舎期待のダイワキャグニー(牡4)で参戦。開業7年目の昨年、NHKマイルC(アエロリット)でG1初制覇を飾り、さらなる飛躍へ中山金杯で弾みを付ける。今年8月に95歳を迎える大城敬三オーナーに恩返しの勝利を届けたい。

 馬場開きとなった2日朝の美浦トレセンで、2月に48歳になる菊沢師が「今年は年男。36歳になります。わははは」と高らかに初笑いだ。昨年、厩舎待望の初G1勝ちなど重賞4勝と活躍。「いい1年でした。気持ちの面でも違うし、G1を勝った経験は大きい。もちろん今年も(G1を)狙っていきたい」と話した。

 開業初年度の11年に10勝をマーク。14年には自己最多26勝を挙げ、昨年も20勝と開業から7年連続で2桁勝利を続ける。騎手時代、24歳の年男だった94年に自己最多52勝を挙げるなど、節目に躍進する師だけに今年も目が離せない。「去年頑張った馬が古馬になって変わってくる。楽しみですよ。夏には新たに楽しみな2歳馬も出てくるし、スタッフとともに力を合わせて頑張っていきたい。勝利数を含めて満足はしていないですから」。

 さらなる飛躍へ、弾みを付ける舞台が中山金杯だ。ダイワキャグニーは2戦目のセントポーリア賞で後の菊花賞馬キセキを一蹴。前走のキャピタルSでも16年朝日杯FS覇者のサトノアレスなどに快勝と、能力はG1級の折り紙付きだ。唯一の不安は中山実績のないこと(全4勝は東京で、中山は弥生賞9着の1戦のみ)だが、師は「成長した今なら右回りもこなして欲しい」と前を向く。

 「ダイワ」の冠名で知られる大城敬三オーナーは今年8月に95歳を迎える。騎手時代から世話になる菊沢師は「今年95歳になる、中山が大好きなオーナーに勝利を届けられたら」と目を細める。義理人情に厚い注目の年男が、恩返しを胸に出陣する。【山田準】

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