日刊スポーツ西日本本社制定、日本中央競馬会が協賛する17年の「中央競馬騎手年間ホープ賞」に、2年目の荻野極騎手(20=清水久)が選ばれた。

 荻野極騎手は2年目だった昨年、大躍進を遂げた。1年目(20勝)の倍以上となる47勝。さらなる飛躍が期待される3年目の18年へ、明確な目標を掲げる。

 「年間100勝。勝ち鞍を3桁にすることが、トップジョッキーになる上で必須条件になると思う。たくさん勝って、その中で大きなレースを勝てれば」

 清水久厩舎の所属騎手として、昨年の有馬記念で引退したG1・7勝馬キタサンブラックには調教で何度も騎乗した。その背中から学んだことは多い。「見習いの時から乗せてもらっていた。馬のポテンシャルをジャッジすることに幅が出た」。常歩(なみあし)など普段の調教は誰よりも乗っていたかもしれない。

 17年秋は天皇賞の追い切りにも騎乗し、驚きがあった。「ラスト11秒台という指示で出したのに、11秒台という感覚がない動き。まだまだギアがあるんじゃないかという雰囲気で、息遣いも乱れなかった」と目を丸くした。名馬の背を知ったことは、今後の騎手人生の大きな糧となりそうだ。

 今年は楽しみな馬がいる。昨年暮れにオープンを勝ったアキトクレッセント(牡6、清水久)だ。「大きなところで通用すると思うし、レースごとに成長しているので楽しみ」。次走予定の根岸S(G3、ダート1400メートル、28日=東京)でも手綱を取る。18年早々に、重賞初制覇があるかもしれない。【辻敦子】

 ◆荻野極(おぎの・きわむ)1997年(平9)9月23日、東京都生まれ。16年3月5日阪神1Rで騎手デビュー。同4月10日阪神3Rのタガノインペーロで初勝利。JRA通算1159戦67勝。昨年は全国リーディング22位。中学時代は空手の形で世界4位に入賞。161センチ、45.9キロ。栗東・清水久厩舎所属。

  1. ニッカンAI予想
  2. 16年ぶりJRA女性ジョッキー藤田菜七子まとめ