<大阪杯:1週前追い切り>

 17年も主役だ! 昨年の年度代表馬キタサンブラック(牡5、清水久)が23日、今年初戦の大阪杯(G1、芝2000メートル、4月2日=阪神)に向けて1週前追い切りに臨んだ。Cウッドで6ハロン78秒3の猛時計を余裕たっぷりにマーク。G1昇格1年目の“初代王者”へ、貫禄のオンステージを披露する。

 王者の貫禄か。キタサンブラックが余裕の走りを見せた。Cウッドでの3頭併せ。最後方から馬なりのままゴール前で先頭に立つと、左へ首をかしげるようにして力を抜いた。内パリンジェネシス(3歳未勝利)には2馬身半先着。外アキトクレッセント(古馬1600万)には再び並ばれ、首差遅れたが、たっぷりの余力を感じさせながら、6ハロン78秒3の猛時計をマークした。清水久師は「全然余裕ですね。仕上がりはいい。休み明けと思えないぐらい」と目を細めた。

 本番に向けて油断などない。調整役の黒岩騎手(レースは武豊騎手)は「最後はフワッとして抜かれたけど、そうやる時がある馬なので気にしてない」と説明する。調教と競馬の違いを分かっている。だからこそ安定した成績を残せる。過去の休み明けはすべて重賞で【2 1 0 0】。ポン駆けも得意だ。

 有馬記念後に休養を挟んで大阪杯から始動するのは昨年と同じ。1年前は2着に敗れたが、G1に昇格した今年は陣営のモチベーションも違う。トレーナーは「記念すべきG1・1回目なので。有馬記念の後も、そんなに緩めてない」と本気度の高さを強調する。春はG1・3戦の王道を歩み、秋には凱旋門賞挑戦のプランもある。いよいよ来週、日本競馬界の主役が出番を迎える。【太田尚樹】

 ◆キタサンブラックの休み明け成績 昨年の有馬記念以来の出走となるが、過去の休み明けは15年セントライト記念1着、16年大阪杯2着、京都大賞典1着と3戦完全連対。3歳時のデビュー戦も快勝しており、鉄砲巧者だ。

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