<追い斬り激論:エプソムC>

 エプソムC(G3、芝1800メートル、12日=東京)で上位人気確実のルージュバック(牝4、大竹)が9日、美浦ウッドコースで豪快な動きを見せた。東京本紙・高木は文句なしのS評価をつけたが、穴党木南記者は調教だけで過信はできないと反論。ルージュはデビュー3連勝の輝きを取り戻せるか?

 高木 いやぁ、やっぱりルージュバックは動くな。今回の追い切りも直線の伸びは抜群だった。すぐ前にいた馬に先着したのは当然として、ゴール過ぎにはさらに前にいた馬までかわしていった。先生は「2段階併せ」って言い方をしていたけど、動きは文句なし。

 木南 甘いんじゃないですか。これまでに何回S評価がついた馬だと思っているんですか。ルージュが調教で動くのはいつものことですよ。放牧先から帰厩して短い期間で使うのもいつものパターン。勝ち星から遠ざかっている現状が簡単に変わるとは・・・。

 高木 でも、レース間隔が1カ月以内ってのは今回が初めて。それでもビシッと追ってきたように、心身ともに充実しているんだろう。大竹師は「脂肪が乗りやすくなっているので絞っていくイメージで調整している。中3週なんで体のラインはシャープになっている」と話していた。実際スラッとした体つきに見える。詰めて使えることのプラス効果は大きいと思う。

 木南 以前に戸崎騎手が「この馬でG1を勝てていないのが悔しい」って言ってました。あれだけのジョッキーがそんなふうに思っているんだから、G1級の能力があるのは確か。ただ、ここまで負け続けているとねぇ。母系は米国血統ですし、あのパワフルな走りを見ているとダートが合いそうな気もします。

 高木 芝のG1でもうあと1歩って手応えがあるのに、そうもいかないだろ。ヴィクトリアマイルは久々の1600メートルで脚がたまらなかっただけで東京自体はぴったりのコース。ハンデを背負わされるマーメイドSでなく、牡馬相手でもこちらを選択したのは当然勝機があるから。大竹師も内心は今度こその思いじゃないかな。

 木南 今回のメンバーでも出走馬決定賞金順は8番目。そろそろ賞金を加算しないといけないという点では背水の陣ですからね。力が入るのは分かります。でも、先週の安田記念はロゴタイプの復活を確信できましたが、ルージュはどうですかね。僕は穴から入ります。

 高木 それはいつもだろ・・・。

 ◆ルージュバックの芝1800メートル成績 【2 1 0 0】のパーフェクト連対を果たしている。新潟の新馬戦は上がり32秒8の末脚で完勝。3戦目のきさらぎ賞では好位から抜け出し、牡馬相手に重賞Vを飾った。2走前の中山牝馬Sは落鉄のアクシデントがありながら2着を確保。最も力を出せる距離といえるかもしれない。

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