<弥生賞>◇6日=中山◇G2◇芝2000メートル◇3歳◇出走12頭◇3着まで皐月賞の優先出走権

 マカヒキ(牡、友道)が2歳王者を撃破し、無傷の3連勝を飾った。唯一の33秒台(33秒6)の最速上がりで、ゴール前リオンディーズを首差捉えた。勝ちタイムはレースレコードの1分59秒9。ルメール騎手(36)は同じ無傷の3連勝できさらぎ賞を制したサトノダイヤモンドの主戦でもあり、皐月賞(G1、芝2000メートル、4月17日=中山)での鞍上は未定だが、一躍最有力候補に躍り出た。

 4角先頭で押し切り態勢のリオンディーズに、マカヒキが1完歩ごとに詰め寄った。先に仕掛けたエアスピネルを並ぶ間もなくかわすと、2歳王者もゴール手前で首差捉えてみせた。上がり3ハロンはライバル2頭の34秒4を0秒8も上回る33秒6。桁違いの切れ味で3強対決にけりをつけた。今週9勝目を挙げたルメールは「強かった。素晴らしい。マカヒキはすごい馬」と声を弾ませた。

 着実に、偉大な父ディープインパクトの航跡をたどっている。新馬、若駒S、弥生賞を無傷の3連勝で勝ち上がったのも父と同じ。3戦連続で最速上がりで中団から差した競馬内容も同じだ。若駒Sでは父が1度もマークしていない32秒台の上がりを記録。その父は4戦目に皐月賞を制し、無傷の7連勝で3冠馬に輝いた。「はい。そうなってくれればいいですね」と、友道師は目を輝かせた。

 ルメールにはうれしい悲鳴だ。同じディープ産駒の大器サトノダイヤモンドもお手馬で、牝馬では2歳女王メジャーエンブレムもいる。「今年はいっぱい、いい3歳いますね。皐月賞はとても楽しみ。どちらに乗るか、ちょっと分からない」と、ニヤリと笑った。

 リーディングを突っ走る名手は「リオンは休み明けで、ラスト500メートルは疲れたね。でもすごい馬」と警戒は緩めない。例年にも増してハイレベルな戦いは必至。友道師は「装鞍(そうあん)所の集合まで寝てたくらいで、輸送も全く問題なかった。本番へ向け楽しみです」と、09年アンライバルド以来の皐月賞Vを見据えた。【山田準】

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