<チャンピオンズC:追い切り>

 今年のコパノリッキー(牡5、村山)はバネが違う。2日、栗東Cウッドで追い切られ、単走で6ハロン82秒7-12秒7。筋骨隆々の胸前を朝日に輝かせながら、地鳴りが聞こえそうなほどの迫力で突き進んだ。馬なりで余力を残してのフィニッシュ。下馬した武豊騎手は「もう仕上がってるので軽い感じで。状態は良さそう。前々走(日本テレビ盃3着)の追い切りとは雲泥の差」と白い歯を見せた。

 昨年との違いは弾む走りだ。鹿屋助手は「以前は流れるように走っていたのが、弾むようになってきた。あの(大きな)馬体で、そんな走りができるんだから相当、力がついてる。トモが成長した」と証言する。進化を実感したのは今年のフェブラリーSだという。後肢の蹴りが強くなり、見た目にも馬服のはためきが大きくなった。今年は4戦3勝。唯一の黒星は左前脚骨折からの復帰戦だった。「15年型リッキー」は充実度を増している。

 「気分良く」-。3週連続重賞Vと絶好調の名手は、何度もキーワードを繰り返した。「歩いてる時も近くに馬がいると嫌がる。理想は前回のような単騎逃げだけど、たとえ先手がとれなくても、気分良く走ってくれれば強い」。昨年12着のリベンジへ、態勢は整った。もうダート王の座は譲らない。【太田尚樹】

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