昨年の天皇賞・秋を制したスピルバーグ(牡6、藤沢和)が4日、電撃引退することになった。連覇を狙った1日の天皇賞は直線で内を狙ったが、末脚不発で10着に敗れていた。秋2戦の走りから山本英俊オーナーと話し合い、決定した。
藤沢和師は「オーナーと話して、らしくない競馬が続くなら潮時なのではという話になった。体が競走馬らしくない作りになってきていたし、気持ちも乗らなくなっていた。燃え尽きたのかも」と話した。今後は種牡馬となるが、繋養(けいよう)先は未定。通算18戦6勝。重賞勝ちは昨年の天皇賞・秋。今年6月には英G1のプリンスオブウェールズSに参戦し6着だった。