<オーシャンS>◇7日=中山◇G3◇芝1200メートル◇4歳上◇出走16頭

 7番人気サクラゴスペル(牡7、尾関)が13年同レース以来2年ぶりの勝利で重賞2勝目。尾関厩舎はココロノアイ(牝3)でチューリップ賞を勝利し、東西重賞をダブル制覇した。

 馬群から1頭分離れた外を、サクラゴスペルが突き抜けた。首を突き出し、各馬をのみ込む。最後は逃げ粘りを図ったハクサンムーンをゴール20メートル手前でとらえた。一昨年と同じ舞台で、それ以来の勝利の凱歌(がいか)をあげた。「(直線は)馬の気持ちいいところで走らせようとリードしました。いい動きでしたね」と振り返った戸崎騎手は、この日の特別3レース全制覇の大暴れだ。

 さえ渡る名手の腕でつかんだ念願の復活。尾関師は、阪神競馬場のウイナーズサークルで見届けた。約10分前に行われたチューリップ賞。先頭で駆け抜けたのは、やはり管理馬のココロノアイだった。「3角で下がったときは、(東西重賞制覇は)そんなに甘くないと思ったんですけどね。直線は気合が入りました」と声をはずませた。

 冷静沈着な師の狙いが、大舞台へ好循環を生みそうだ。この日は馬体重10キロ増。「意識して増やして、結果が出た。最高です」とにんまり。次も見据えた調整で得た勝利の価値は高い。視線の先は、もちろん高松宮記念。雪の影響で前哨戦の日程が変更になった昨年と比べ、理想的な過程だ。勢いを取り戻したゴスペル。月末の中京でも、高らかな歌声を響かせる。【柏山自夢】

 ◆調教師の1日重賞2勝 グレード制が導入された84年以降では、今回が11例目。直近では12年6月3日の堀宣行師が安田記念(ストロングリターン)とユニコーンS(ストローハット)を東京で勝った。別々の場での達成は9例あり、阪神と中山でのケースは95年12月23日の伊藤雄二師のラジオたんぱ杯3歳S(ロイヤルタッチ)とフェアリーS(マックスロゼ)がある。

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