記者予想

岡山俊明の自信度A

グランアレグリアからヒモ荒れ/朝日杯FS

【阪神11R・朝日杯FS】阪神への輸送による馬体減やイレ込みがない前提で◎グランアレグリア。鉄板だろう。牝馬なので普通は阪神JFが狙いとなるはずだったが、ルメール騎手が香港遠征で乗れないという理由で、牡馬相手のG1にぶつけてきた。もちろん勝算あればこそだし、ファンもよく知っていて前売りは断然の1番人気。歴史的名馬になる可能性を、誰もが感じている。80年テンモン以来、38年ぶりの牝馬Vを期待していい。

まず新馬戦の勝ち時計1分33秒6が破格。1月生まれのアドバンテージを生かしたにしても、6月の東京でこれだけの時計は出せない。2着のダノンファンタジーは阪神JFを制して2歳女王になっており、語り継がれる新馬戦になるだろう。

そして前走サウジアラビアRCにもたまげた。出遅れて最後方。ところが2ハロン目から3ハロン目にかけて早々と追い上げて2番手に。ここで推定11秒台前半の脚を使っている。そんなロスがありながら、最後の直線は後続を突き放して3馬身半差をつけている。見た目は着差以上の大楽勝。負けるシーンは浮かばない。

相手は難しい。アドマイヤマーズは前走デイリー杯で接戦したメイショウショウブが阪神JF6着。ファンタジストの京王杯2歳Sも時計は平凡。ヒモは荒れそうな気がする。

3連単(2)から(3)(4)(5)(6)(11)(14)(15)へ計42点。

 [2018年12月15日更新]

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岡山俊明
岡山俊明(おかやま・としあき)1965年(昭和40年)1月21日、東京都生まれ。大学では競馬研究会で競馬新聞作りにいそしみ、今は仕事として競馬面の編集、取材に携わる。好きな馬はサクラユタカオー。シンボリルドルフは神。

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