記者予想

松田直樹のウマい買い方

牝馬限定戦でレイズアベール浮上/堀川特別

アメリカのキーンランドのセリってすごい規模なんだそうです。今年は9月10日から23日まで行われ、4538頭が上場されました。上場頭数は日本最大のセリであるセレクトセールの約10倍。上場馬は血統など複数の評価基準をもとに6段階にランク分けされます。最上位馬ランクに位置する馬をBOOK1(今年は989頭)とし、BOOK6まで区分け。毎日250頭以上がセリ台に上がり、多い日は400頭以上が取引されました。

毎年、日本からも多くのホースマンがセリに参加します。驚くのは下見のやり方です。15年米3冠馬アメリカンファラオの馬主ザヤットステーブルは、購買候補の子馬の心臓部分に小型のエコーを当てて、心臓の大きさや血流の流れなど、心肺機能までチェックしていたそうです。まず日本ではできない行為。ある関係者は「現地のコンサイナー(育成担当者)もいい顔はしてなかったけどね(笑い)。怒られていた人もいた」と明かしてくれました。裏を返せばそれだけ真剣に、なりふり構わず馬を選んでいるということ。なんだか感心してしまいました。

【京都10R・堀川特別】1600万条件でも連に絡んだ○テーオービクトリーは久々の時に取りこぼしが多い印象。現級勝ちは当地で地力自体は明らかに上だが、ここは対抗評価にとどめた。◎はレイズアベールだ。こちらは間隔の開いた5走前で見事な差し切りを決めており、休み明けも大丈夫。後方から差を詰めた前走3着は勝ち馬がG2・3着馬、2着馬が逃げて展開を味方につけた馬なら内容も悪くない。牝馬限定戦に戻れば、見直し可能だろう。馬連(2)から(8)(6)(5)(4)。

 [2018年10月12日更新]

記者イラスト
松田直樹
松田直樹(まつだ・なおき)1985年(昭和60年)8月20日、千葉県生まれ。同姓同名のサッカー選手(故人)と同様に幼少からサッカーをやっていたが泣かず飛ばず。11年に入社し、記者生活1年目で3冠馬オルフェーヴルに巡り合えた幸運の持ち主。06年アドマイヤメインの青葉賞の大逃げVが忘れられない。

記者予想

一覧へ