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先行勢総崩れの皐月賞を前で粘ったタスティエーラが勝つ/ダービー

29日は誕生日。毎年、ダービー前後に年をとる。まあ40代最後のダービー予想といっても、誰の共感も得られないでしょうが。

東京11R・ダービー 例年の思考パターンであれば、皐月賞をいい脚で伸びてきてわずかに差し切れなかった馬が、直線の長い東京替わりのダービーで狙いやすい馬ということになる。ただ、重馬場+ハイペースで先行勢総崩れとなった今年は逆。前で頑張った馬を狙いたい。本命は残り250メートルで先頭に立って2着に粘った◎タスティエーラだ。

共同通信杯を4着と“取りこぼした”ことで弥生賞(1着)に出走。結果としてダービーまでに1戦多く消化してしてしまった感もあったが、中間の調整過程を見る限り、雰囲気はむしろ皐月賞以上。レーン騎手が3週連続で追い切りに乗るなどコンタクトを取り、課題だった集中力が増してきた。大一番を前に精神的な成長を見せているのが頼もしい。土曜の競馬を見ると差しも利いてはいるが、時計は速い。ある程度、前につけて押し切るのが、○ソールオリエンスに勝つパターン。その競馬に一番近いイメージがあるのがこの馬だ。皐月賞で本命に推したベラジオオペラは絶好の最内枠。皐月賞はもろに展開に泣いた。穴ならこれか。馬連(12)から(5)(1)(2)(7)(8)(13)(14)。3連単(12)=(5)(1)(2)→(5)(1)(2)(7)(8)(13)(14)。

 [2023年05月27日更新]

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高木一成
高木一成(たかぎ・かずあき)1973年(昭和48年)5月29日、東京都生まれ。11年4月から東京本紙担当。金回りが悪くなり昔ほど買えなくなったものの、競馬以外にも競輪、ボート、オートレースにも隙あれば手を出す日々。好きなG1は皐月賞、スプリンターズS(馬券の相性がいいというわけではない・・・)

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