熊 別れの季節。
いまにし亭(以下い) 中央競馬では2月28日に東西で8人の調教師がラストデーを迎えた。
熊 調教師には定年があるんだね。
い 中央の場合は1989年(平元)2月28日に定年制(70歳)を導入した。
熊 地方競馬ではどうなっているんだい?
い ばんえいを含む全国15場でそれぞれ違う。
熊 南関東は?
い 浦和は76歳を過ぎて迎えた直近の3月31日、大井は72歳後の3月31日、船橋は75歳後の3月31日が定年日。川崎は定年制がない。浦和と船橋は、継続を希望し、しかるべき協議で了承されれば、それ以降も続けられる。浦和の宇野木数徳師はこのケースで、78歳の今も現役。
熊 定年制がない川崎を除いて近々、定年を迎える南関の調教師はいる?
い いないね。各場の現在の最年長は、浦和が先の宇野木数師、船橋が渡辺薫師(72)、大井が柏木一夫師(70)。参考までに川崎は岩本洋師(76)。
熊 長くその道を歩んで培ってきた財産は大きい。いつまでも元気で後世に伝えてほしいね。【今西和弘】
[2021年03月04日 11時02分 紙面から]