38歳拜原が18歳池谷が“帰ってきた”

1日、川崎4Rでヤマトフェニックスに騎乗した拜原靖之騎手
1日、川崎4Rでヤマトフェニックスに騎乗した拜原靖之騎手

拜原(はいばら)靖之騎手(38)が復帰した。左肩脱臼から戦列に戻って3カ月の昨年11月13日、川崎ジョッキーズC第7戦で落馬。今度は左肩甲骨骨折で再び休養を余儀なくされていた。3カ月半ぶりの騎乗となった1日の川崎4Rは逃げて惜しくも3着。「甘くなかったですね。でも楽しかったからいいです。(今後は)けがなく無事にですね。できれば活躍したい」。あと3勝に迫った100勝も「できるだけ早く、近いうちに」と早期達成に意欲を見せた。

復帰といえば池谷匠翔(たくと)騎手(18)が長い武者修行を終えて川崎に帰ってきた。佐賀と門別での経験で「メンタルは少し強くなった気がします」。成果は2戦目で表れた。1日の川崎5Rを自厩舎のシンキングタイムで逃げ切り、師匠の内田師に区切りの1300勝をプレゼント。「先生には1Rもいい馬をいただいたのに失敗してしまって。次で取り返せてよかった」。成長した姿を見せた。2年目の今年は「同期に負けたくない」と力強く宣言。「桜井先輩のように優勝を目指します」と、ヤングジョッキーズシリーズでの活躍も誓った。【牛山基康】

 [2021年03月03日 10時21分 紙面から]

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