【船橋】リュウノボサノバの素質に期待/11R

昨年10月4日、船橋のポートサイドアイドル特別で初勝利を挙げたリュウノボサノバ
昨年10月4日、船橋のポートサイドアイドル特別で初勝利を挙げたリュウノボサノバ

<船橋競馬:ブルーバードカップ>◇4日目◇18日

14年から東京湾Cトライアルとなり、4月に行われるようになったブルーバードC。17年にそれまでの特別から準重賞に格上げされたが、そもそも05年までは重賞だった。

97年まではサラブレッドではなくアラブの重賞。1月や2月に行われ、千鳥賞、アラブダービー、アラブ王冠賞と続く、アラブ3冠につながっていた。だが、93年のゲートウエーキングは春2冠には向かわなかった。同馬の主戦騎手だった船橋の斉藤師は「体調を崩して休んだのもあったけど、基本的に右回りはうまくなかったからね」。2歳の暮れに大井でトチノミネフジから4秒8差の8着に敗れた。1月に船橋で4着、2月のブルーバードCで「よく辛抱してくれた」という競り合いを制したが、アラブ3冠の舞台はすべて苦手の大井。その後は地元の船橋に専念した。

それでも9月に川崎でA2下特別を快勝すると、アラブ王冠賞には挑戦。3冠を達成したトチノミネフジから2秒0差の4着だった。「そのころには大人にもなっていたからね。この馬は思い入れが深いよ」と懐かしむ。

【11RブルーバードC】ひとたたきされたリュウノボサノバ。斉藤師は「弱いところがあってね。しっかりすれば走るんだけど」。強気にはなれないと泣きのコメントだが、それも素質があってこそ。東京湾Cの優先出走権獲得(2着以内)を期待して馬連(3)から(6)(11)(5)(2)(4)。【牛山基康】

 [2019年04月18日 09時04分 紙面から]

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