アブクマポーロ死す、交流G1・4勝含む重賞14勝

98年川崎記念は馬なりで抜け出した船橋のアブクマポーロが圧勝した
98年川崎記念は馬なりで抜け出した船橋のアブクマポーロが圧勝した

統一G1・4勝を挙げ、97、98年のNARグランプリ年度代表馬に選ばれたアブクマポーロが21日、けい養先の吉田牧場(北海道安平町)で死んでいたことが分かった。

22日、ジャパンスタッドブックインターナショナルなどが発表した。29歳だった。

同馬は95年5月に大井所属でデビュー。船橋移籍後の97年に大井記念で重賞初制覇を飾ると、同年11月には中京の東海ウインターSを勝ち、JRA重賞も制覇した。98年は川崎記念を皮切りに帝王賞、東京大賞典も勝ち、南部杯でメイセイオペラの3着に敗れた以外は全勝。ダート中長距離で無敵を誇った。99年に川崎記念、ダイオライト記念を連覇したが、その後に左飛節ねんざを発症。完治が見込めず、同年11月に引退した。通算32戦23勝(うち中央2戦1勝)。引退後は種牡馬、乗馬を経て、功労馬として余生を送っていた。

 [2021年02月22日 16時10分]

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