グランアレグリア変則2冠へ順調/NHKマイルC

NHKマイルCに向けて、グランアレグリアは軽快なフットワークで追い切られた(撮影・酒井清司)
NHKマイルCに向けて、グランアレグリアは軽快なフットワークで追い切られた(撮影・酒井清司)

<NHKマイルC:1週前追い切り>

3歳マイル王を決めるNHKマイルC(G1、芝1600メートル、5月5日=東京)の1週前追い切りが24日、東西トレセンで行われた。桜花賞馬グランアレグリア(牝3、藤沢和)は美浦ウッドを単走馬なりで軽快に駆け抜けた。藤沢和師は「ずいぶんと穏やかになった」と、落ち着いた走りぶりに精神面の成長を感じ取った。

5ハロン72秒7-13秒5と時計は速くはない中で、気負うことなくピタリと折り合った。レースレコードで制した桜花賞から中3週のローテ。師は「この前の反動はない」と順調な調整に目を細めた。東京芝1600メートルは新馬、G3サウジアラビアRCと2戦2勝。桜花賞馬の参戦は05年の覇者ラインクラフト以来2頭目。令和になって初めてのG1で14年ぶりの変則2冠がかかるが「この子は競馬も良くて体も良くなっている」と自信を深めた。【久野朗】

 [2019年04月25日 08時47分 紙面から]

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