怪物ビューティージェネレーションがG1・6勝目

18年12月、直線抜け出したビューティージェネレーションが香港マイルを制した。右から2頭目は2着ヴィブロス(撮影・柏山自夢)
18年12月、直線抜け出したビューティージェネレーションが香港マイルを制した。右から2頭目は2着ヴィブロス(撮影・柏山自夢)

<クイーンズシルバージュビリーC>◇17日=シャティン(香港)◇G1◇芝1400メートル◇出走10頭

香港の怪物ビューティージェネレーション(セン6、J・ムーア、父ロードトゥロック)が単勝1・2倍の断然人気に応えた。パートン騎手騎乗で勝ちタイムは1分21秒03。

最初の400メートル地点で先頭に立つと、そのままマイペースの逃げ。最後まで力強いフットワークで押し切った。香港の地元紙サウスチャイナモーニングポスト電子版は「ゲートを出てからの50メートルでゲームオーバー(試合終了)だった」というパートン騎手の余裕のコメントを掲載している。

ビューティージェネレーションはこれで昨年のチャンピオンズマイルから7連勝。クイーンズシルバージュビリーCは昨年に続く連覇で、G1は通算6勝目となった。

昨年と同じワンツーとなり、2着はモレイラ騎乗のビートザクロック。昨年は頭差だったが、今年は1馬身4分の3差をつけられた。3着はライアン・ムーア騎手が騎乗したコンテだった。

世界が注目する香港最強マイラーの今後だが、アーモンドアイ(牝4、国枝)などの日本馬が出走を予定するドバイターフ(G1、芝1800メートル、3月30日=メイダン)には向かわないことが決まっており、大目標は4月28日のチャンピオンズマイル(G1、芝1600メートル、シャティン)。その前哨戦になるチェアマンズトロフィー(G2、芝1600メートル、4月7日)は走らせず、直行になる可能性が高い。

また、陣営はあらためて、安田記念について言及している。香港ジョッキークラブ公式ホームページのニュースは所有するパトリック・クオック氏のレース後の談話を掲載。「チャンピオンズマイルの後は馬の状態を見てから日本の安田記念(G1、芝1600メートル、6月2日=東京)へ向かうかどうか決めたい」と同氏はコメントしている。

 [2019年02月18日 12時38分]

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