マカヒキ 初コンビ武豊騎手を背に抜群時計/天皇賞

武豊騎手を背にCウッドを併せ馬で追い切るマカヒキ(右)とトリコロールブルー(撮影・白石智彦)
武豊騎手を背にCウッドを併せ馬で追い切るマカヒキ(右)とトリコロールブルー(撮影・白石智彦)

<天皇賞・秋:1週前追い切り>

天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、28日=東京)に向けて18日、東西トレセンで1週前追い切りが行われた。2年前のダービー馬マカヒキ(牡5、友道)は初コンビを組む武豊騎手(49)を背にCウッドで抜群の動き。「天皇賞男」がダービー馬を復活Vへと導く。

ダービー馬マカヒキの背中に、ダービー5勝ジョッキー・武豊が初めてまたがった。Cウッドでいっぱいに追われると、キビキビと活気ある動きを披露。軽くゴーサインを出すなり併せたオープン馬トリコロールブルーを置き去りにし、6ハロン80秒2-11秒6と抜群のタイムをマーク。4馬身半先着してフィニッシュした。

上々の初コンタクトに、鞍上も満面の笑みを浮かべる。「当たり前だけど、さすがいい馬。乗りやすいね。いい動きだったし、状態も良さそう。レースがさらに楽しみになったよ」。前走で乗っていたルメール騎手からも話を聞き、来週日曜がまた待ち遠しくなった。

一昨年のダービーとニエル賞を連勝後は案外の成績が続いたが、前走の札幌記念は好内容の2着。武豊騎手も「見ていて久しぶりに、らしさが出たんじゃないかと思った」と振り返る。鞍上は天皇賞・秋で歴代最多の6勝を誇る。「騎乗依頼をもらってうれしかった。チャンスがあればいつか乗りたいと思っていた。楽しみ」。マカヒキを2年ぶりの勝利へと導く。【平本果那】

 [2018年10月19日 08時05分 紙面から]

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