モーリス産駒エリカエスティーム、3頭併せ先着 宮田師「素質はかなりある」/新馬戦

1日、調教に向かうエリカエスティーム
1日、調教に向かうエリカエスティーム

<新馬戦情報>

ビッグな期待を背負う。モーリス産駒のエリカエスティーム(宮田)は牝馬ながら500キロ前後の雄大な馬体が目を引く。

昨年の札幌2歳S3着のダイヤモンドハンズの半妹で、母メチャコルタはアルゼンチンのG1馬。昨年のセレクトセール1歳馬部門では6400万円(税抜き)で落札され、10日(土)東京の芝1600メートルに鞍上ルメール騎手でスタンバイする。宮田師は「すごくいいですよ。馬格の割に軽い走りをしますし、素質はかなりあると思うので楽しみです」とトーンを上げる。

動きっぷりもいい。1日の1週前追い切りでは美浦ウッドで年長馬と3頭併せ。6ハロン82秒2-11秒3(馬なり)で1馬身ずつ先着した。中間は併せ馬で併入、先着続きと脚力を秘める。宮田師は「2週続けて動きに迫力がありましたね。大型馬でひざを高く上げて走りますが、瞬時に脚を回転させて前に取り付くのが早いです」とうなずく。重賞3着後に骨折で戦線離脱していた半兄も、10日阪神で復帰予定。きょうだいそろって節目の1日を飾りたい。【桑原幹久】

 [2023年06月07日 09時53分 紙面から]

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