「POG2022 厩舎別注目馬」の第5弾では、国内外でG1馬を輩出する名門の栗東・矢作芳人厩舎と、先日の天皇賞・春をタイトルホルダーで制した美浦・栗田徹厩舎の入厩予定馬を取り上げる。
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タイトルホルダーで昨年の菊花賞を制し、クラシックトレーナーとなった栗田師のもとには今年も楽しみな2歳馬がそろっている。
アイリッシュパール(牝)は、父サクソンウォリアーが日本の皐月賞にあたる18年の英2000ギニーを無敗で制したディープインパクト産駒の新種牡馬。母ホームカミングクイーンも12年の英1000ギニーを9馬身差で圧勝した。「素晴らしい血統だし、いい馬だと思います。水曜(11日)に入厩します」と栗田師。
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6月の東京デビューを控えるのがビターグラッセ(牝、父ルーラーシップ、母アンソロジー)。「3週目の予定です。馬格があって、いいばねがある」。ダービー馬の半妹ラディアンシア(父ロードカナロア、母ラドラーダ)は「大事に進めていきたい」。サンティーテソーロ(牝、父エピファネイア、母ナガラフラワー)は「性格が良くスピードがある」。マルシアーノの20(牡、父ハービンジャー、馬名予定グロッターリエ)は「お姉さん(エリカヴィータがフローラSを快勝)が活躍して、血統も魅力。芝の中距離が向きそう」と評価する。【木南友輔】
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[2022年05月11日 12時11分 紙面から]