【スプリンターズS】シュネルマイスター好反応 手塚師「思い通りの動き」/G1追い切り速報

3頭併せで追い切ったシュネルマイスター(撮影・柴田隆二)
3頭併せで追い切ったシュネルマイスター(撮影・柴田隆二)

<スプリンターズS:追い切り>

シュネルマイスター(牡4、手塚)は美浦ウッドで3頭併せを行った。

中フロムナウオン(2歳1勝クラス)、外マイネルファンロン(古馬オープン)の2頭を前に見る最後方追走で、最内から脚を伸ばした。6ハロン85秒2-11秒5。促さずとも加速はスムーズ。太め残りも解消されており、レースに向けてきっちり体調を上げてきている。

2週前追い切りに続いて最終追い切りに騎乗した嶋田騎手(レースは横山武騎手)は「良くなっていますね。前の馬と併せる感じで、いい手応えで走ってくれました。先週、武史が乗ってくれたことでだいぶ良くなりました。追うごとに良くなっていく馬なので、今日もいい感じでした」と話した。

手塚師は「前回(安田記念2着)よりいい状態で帰厩したので、調教もこちらの思った通りに2週前、先週とできています。今週も先週と変わらないイメージでやりました。しっかりと先週より反応も良く、こちらの思い描いていた通りの手応えと動きだったと思います」と満足げに語った。

今回はキャリア10戦目にして初の1200メートル。21年NHKマイルC優勝、安田記念では21年3着、22年2着に入り、今年の大目標としているマイルCSでも昨年2着に入った現役屈指のマイラーだ。

手塚師は「正直、それ(距離)だけかなと思います。能力自体はこのメンバーに入っても上位だと思っていますし、そこで千二に替わってどうかというところだと思います。私も、スタッフも、オーナーもそこが鍵かな、と。キングマンという父はマイル色が強く、母系は割と長めの距離がもつ血統ですが、体形的なものを見るとマイル以下でも十分対応できる体つきで、メンタル面も短距離でも通用するのではないかというものを持ち合わせています。そこのところはプラスに考えてレースに臨みたいと思います」と話した。

 [2022年09月28日 10時41分]

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