独オークス馬の子に注目!手塚厩舎に今年も/POG

先週土曜のチューリップ賞を制したエリザベスタワー(牝3、高野)、日曜の弥生賞ディープインパクト記念で2着に入ったシュネルマイスター(牡3、手塚)には共通点があります。ともに外国産馬であり、キングマン産駒であり、「母がドイツオークス馬」であることです。エリザベスタワーの母ターフドンナは15年の独オークス馬。シュネルマイスターの母セリエンホルデは16年の独オークス馬です。

ドイツの馬産は少数精鋭とされ、その優秀な牝系からは過去にも日本で走った名馬が登場しています。ビワハイジ(→ブエナビスタ、アドマイヤジャパン)やマンハッタンカフェ、直近で最も有名なのは昨年のエリザベス女王杯&有馬記念で2着に入ったサラキアと今年の活躍が期待されるサリオス(牡4、堀)のきょうだいです。サラキアとサリオスの母サロミナは12年の独オークスを制しています。

ドイツ(独)オークスは例年8月にデュッセルドルフ競馬場の芝2200メートルで行われるG1。現3歳世代で新馬、セントポーリア賞を連勝し、毎日杯からダービーを狙うグレートマジシャン(牡3、宮田)、その兄で昨夏の新潟ジャンプSを制したフォイヤーヴェルク(牡8、池江)の母ナイトマジックも09年の独オークス馬です。

美浦の手塚厩舎には先週木曜(4日)に14年の独オークス馬フィオドラを母に持つ馬、ウェストファリア(牝2、父ディープインパクト)が入厩しました。「牧場の期待が大きいですし、バランスのいい馬。まずはゲート試験合格を目指していきます」と手塚師。トレセン内も徐々に緑色の2歳馬ゼッケンを着けた馬を見る機会が増えてきました。【極ウマPOG取材班】

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