ミスティックガイド快勝「来年もぜひ」/ドバイWC
<ドバイワールドカップ>◇27日=メイダン◇G1◇ダート2000メートル◇4歳上(南半球産3歳上)◇出走12頭◇1着賞金696万ドル(約7億3100万円)
ゴドルフィンの米国調教馬ミスティックガイド(牡4、M・スティッドハム、父ゴーストザッパー)が好位から抜け出し、圧勝でG1初制覇を果たした。勝ちタイムは2分1秒61。
「プラン通りでした。ゲートを出て、ポジションを取ることができたし、直線は期待していた脚を使ってくれました。後方にはいたくなかったのですが、プランを完璧に演じてくれました。彼はまだ若いですし、前走で騎乗して、彼はG1馬になるとわかっていました。今日はチャンピオンであることを証明できましたし、まだまだ良くなる馬です。いい馬ですし、能力が高いですね。(ドバイワールドカップを勝つことができて)名誉に思っています。子どもの頃からの夢でした。ここにいることが信じられませんし、夢が叶いました。(ミスティックガイドが)レース前とパドックでは少し緊張していましたが、それほど気になりませんでした。とても素質の高い馬です。(自分が)このレースを勝てるなんて、信じられません」(サエス騎手)。
「最初に(モハメド殿下の兄で、ワールドカップデーの直前に亡くなられた世界的なオーナーブリーダーの)ハムダン殿下に哀悼の意を表したいと思います。特別な夜になりました。(調教師としてのキャリアをスタートしてから)この40年間のことで感傷的になっています。ドバイでミスティックガイドが能力を発揮できたことがうれしいです。パドックで怒っていて、放馬があってさらに難しい状況になりましたが、彼は落ち着いてくれました。心配していたことを彼は克服してくれました。(レースでは)向正面で3番手にいたので、いいなあと感じていましたし、先頭に立ったときは驚きました。第25回のドバイワールドカップで勝つことができて、誇りに思っています。来年もぜひ戻ってきたいと思います」(スティッドハム師)。
(情報提供・ドバイレーシングクラブ)