惜しい!日本馬クロノ2着、ラヴズ3着/ドバイSC
<ドバイシーマクラシック>◇3月27日=メイダン◇G1◇芝2410メートル◇4歳上(南半球産3歳上)◇出走9頭◇1着賞金290万ドル(約3億500万円)
日本馬2頭が2、3着に惜敗した。直線半ば、馬場の真ん中で激しく競り合ったのは日本のプライドを背負った牝馬2頭。外のクロノジェネシス(牝5、斉藤崇)、内のラヴズオンリーユー(牝5、矢作)が馬体をぶつけながら伸びてきた。日本馬のワンツーか・・・。だが、世界は広い。その外から伸びたミシュリフ(牡4、J・ゴスデン)が勝利をさらっていった。
クロノジェネシスは今回が初の遠征だが環境の変化に動じず、順調に調整された。愛馬と同じく初の海外戦だった北村友騎手も外枠から冷静にレースを運び昨年の宝塚記念、有馬記念のダブルグランプリを制した底力を発揮した。北村友騎手は「スタートは五分に出てくれたけどポジションを取りに行くつもりはなかったし、馬のリズムで思っていたのであの位置で。4角を向いて手応えに余裕があるわけではなかったが、うまく流れには乗れていた。そこからあと1歩すっと反応できなかったのは、長くいい脚を使うという競馬に疲れてしまったかな。負けちゃ駄目」と悔しがった。
ラヴズオンリーユーは昨年もドバイに遠征したが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を考慮し主催者が急きょレースの中止を決定。今回はリベンジの参戦だった。マーフィー騎手は「道中はリラックスしていい感じでした。残り500メートルで仕掛ける作戦でイメージ通り。これは勝てると思ったのですが、最後は相手が強かったです。スーパーな牝馬です。この馬に乗れたことを誇りに思います
」と話した。
馬連(7)(9)790円、馬単(7)(9)2190円、3連複(7)(9)(10)1680円、3連単(7)(9)(10)1万1530円。
(注=成績、払戻金などは、必ず主催者のものと照合して下さい)