デュードヴァンに上位人気の評価も/ゴドルフィンM
日本で馬券発売は行われないゴドルフィンマイルだが、ドバイで世界を相手に戦う日本馬の状況を伝える。
ゴドルフィンマイル(G2、ダート1600メートル、27日=メイダン)に出走するデュードヴァン(牡4、加藤征)には、06年ユートピア以来15年ぶり2度目となる日本調教馬の同レース制覇が期待される。
枠順は15頭立ての大外15番枠に決まり、鞍上にはデビュー2戦目のカトレア賞(1着)でコンビを組んでいるランフランコ・デットーリを迎える。ドバイ入り後の調整も順調で、火曜(23日)朝はタケルペガサス(UAEダービー出走)と併せ、ダートコースで力強い動きを披露。浅利助手は「ドバイへ来るまでにしっかりとやってきているので、今日は感触を確かめました。いい動きでしたし、素晴らしいコンディションに仕上がっています。揉まれる心配がないので15番枠もいいですね。自分のペースで走れれば、長くいい脚を使うことができると思います」と前向きな言葉を続け、激走を予感させる。
ブックメーカー各社のオッズでは多くの会社が6~7番人気の伏兵評価にとどめる一方、ラドブロークス社だけは単勝10倍で4番人気という高い評価。レース全体を見ると、前哨戦のG3ブルジュナハールを制し、メイダン競馬場で7戦6勝2着1回の成績を残すミッドナイトサンズ(牡5、D・ワトソン、父スパイツタウン)が圧倒的な人気を集めている。
加藤征厩舎は19年ノンコノユメ(10着)に続く2度目のゴドルフィンマイル挑戦になる。歴史的な勝利を期待したい。
(情報提供・ドバイレーシングクラブ)