ケイアイノーテックの全兄フィアースインパクト引退
オーストラリアで活躍するディープインパクト産駒フィアースインパクト(牡7)の引退が22日、管理するマシュー・スミス調教師から発表された。レーシングコムなどの現地メディアが伝えており、今後はヴィクトリア州のレヴェナパークで種牡馬になる。
フィアースインパクトは10年プロキオンS、11年カペラSを制したケイアイガーベラの初子。14年のセレクトセール当歳部門でカタール王族の関係者に落札され、英国でデビューした。英国で7戦1勝の成績を残した後、現役馬セールで落札され、オーストラリアへ移籍。19年にトゥーラックハンデでG1初制覇を果たし、1歳下の全弟ケイアイノーテック(※今年1月末にJRAの登録を抹消され、オーストラリアへの移籍が発表)と日豪兄弟G1馬となった。その後もカンタラS、20年のマカイビーディーヴァSのG1を制し、G1・3勝。昨年10月のコックスプレート(6着)がラストランとなった。今後はオーストラリアで偉大な父ディープインパクトの血を発展させていくことになる。