無敗の米G1馬ナダルが社台SS到着、来春種牡馬に
来春から種牡馬入りする米国馬ナダル(牡3)が30日、社台スタリオンステーションに到着した。同馬は今月13日に来日。検疫期間を終え、無事に同牧場へスタッドインした。
ナダルは20年1月にデビュー。4連勝で米G1アーカンソンダービーを制し、米3冠競走初戦のケンタッキーダービーでは前売りオッズで1番人気の評価を与えられていた。だが、5月下旬の調教中に右前脚を骨折。直後に引退が発表されていた。
父ブレイム、母アセンディングエンジェル、母の父プルピットという血統。現役時はアメリカンファラオ、ジャスティファイという2頭の3冠馬が先輩にいるボブ・バファート厩舎に所属していた。
社台スタリオンステーションの徳武英介氏は「大型馬で筋肉質でもあるのに、柔らかい。さすがに良い馬ですね。(馬名の由来とされている)テニス選手の(ラファエル・)ナダル選手の次はこの馬と言われる活躍を期待したいですね。4歳から種付けをスタートできるので、何年もいい馬を出してくれると思います」と話した。種付け料は11月に発表予定。