異例ずくめ大一番はオーセンティックV/Kダービー
<ケンタッキーダービー>◇5日(日本時間6日朝)=米チャーチルダウンズ競馬場◇G1◇3歳◇出走15頭
異例ずくめの大一番は、3番人気のオーセンティック(牡、B・バファート)が制した。大外枠から1コーナー手前でハナを奪い、4コーナーで2冠制覇を狙った1番人気ティズザロー(牡、B・タグ)に並びかけられたが、ゴール前で振り切った。勝ち時計は2分0秒61。B・バファート調教師は6度目の勝利となった。
3年ぶり3度目の制覇となったJ・ヴェラスケス騎手は「心から馬をたたえたい」とテン乗りの相棒をたたえた。イントゥミスチーフ産駒のオーセンティックは6戦5勝でG1は前走のハスケルS2勝目となった。
例年なら3冠初戦として5月に開催されるが、今年は新型コロナウイルスの影響で4カ月も延期され、例年なら最終戦のベルモントSが6月に初戦として開催されたため、第2戦となった。さらに146回目の歴史で史上初の無観客開催だった。最終戦のプリークネスS(G1、ダート1900メートル、ピムリコ)は10月3日に行われる。