圧勝クロノジェネシス、今秋は海外も視野/宝塚記念
<宝塚記念>◇28日=阪神◇G1◇芝2200メートル◇3歳上◇出走18頭
レース史上最多のG1馬8頭が集結した、20年上半期を締めくくるグランプリは、2番人気の4歳牝馬クロノジェネシス(斉藤崇)が圧勝を飾った。雨上がりのやや重馬場で、勝ち時計は2分13秒5。後続に6馬身差の独走だった。
クロノジェネシスの今秋は、海外遠征も選択肢に入れてローテーションが検討される。サンデーレーシングの吉田俊介代表(ノーザンファーム副代表)は「強くてビックリした。調子も良かったと思うけど、それにしても驚いた」と目を丸くした。牡馬相手の圧勝で夢はふくらむ。今後については「海外も含めて未定」。感染症の影響による遠征の可否を見ながらプランを練っていく。G1馬ノームコアも生んだ母クロノロジストは、3月15日にモーリス産駒の牝馬を出産。現在はレイデオロの子を受胎している。