仏1000ギニーに日本人馬主&調教師ヨモギが挑む

来週月曜(6月1日)に行われるフランスの牝馬クラシック初戦、仏1000ギニー(プールデッセデプーリッシュ、G1、芝1600メートル、ドーヴィル)の出走馬と枠順が29日、確定した。

新型コロナウイルスの影響を受け、大幅に日程が変更し、ドーヴィル競馬場で行われる今年の仏1000ギニーは12頭立てとなった。

登録馬の1頭、ヨモギ(牝3、清水裕夫、父ゾファニー)は日本人の岡本真二オーナーが所有し、清水裕夫調教師が管理する。

昨年10月のG3ミエスク賞で3着。前走は競馬再開後の5月14日、好メンバーだったリステッド競走のポンヌフ賞で5着に入っている。ここまで10戦未勝利だが、これまでの獲得賞金は12頭中7番目。日本の未勝利馬とは事情が異なり、好勝負を期待しての参戦だ。鞍上は若手のジェロム・ムター騎手が務め、12頭立ての2番枠からスタートする。

シャンティイで開業し、今回がクラシック競走初挑戦になる清水師は「前走はロックダウンの影響があり、レース前に芝で追い切りができず、前哨戦もない状態でした。本番へ向けたいいステップになったと思っています」と前向きに話す。

最近の清水厩舎は調教に地元のベテランで、レッドカドーとのコンビで世界中を転戦したジェラルド・モッセ騎手(53)が参加。レースで騎乗を依頼(27日のヴィシー競馬場でマコトトンボキリに騎乗し、3着)するなど、さらに厩舎力を高めている。厩舎初のクラシック挑戦でさらにフランスでの存在感を増していくことになる。

同日に行われる牡馬の仏2000ギニー(プールデッセデプーラン、G1、芝1600メートル、ドーヴィル)は9頭立てでファーブル厩舎が3頭出しになった。

3戦無敗で2歳G1ジャンリュックラガルデール賞を制し、今年初戦のG3フォンテンブロー賞で3着に敗れたヴィクタールドラム(牡3、父シャマーダル)が中心。昨秋に2頭立てのG1クリテリウムインターナショナルを制し、ドイツからフランスへ移籍したアルソン(牡3、A・父アレイオン)、クールモアグループ所有のアラパオ(牡3、父ロペデヴェガ)はポンヌフ賞を勝って、4戦3勝2着1回と安定感がある。

また、松島正昭氏(キーファーズ代表)が所有し、昨年の凱旋門賞デーに行われたジャンリュックラガルデール賞(5着)で武豊騎手が騎乗したヘルタースケルターは水曜朝の調教で死亡したと、27日にフランスの競馬メディア「ジュールドギャロ」が伝えている。

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