日本人初受賞の木村「ウルッときた」/エクリプス賞
アメリカ(北米)競馬の年度表彰にあたる「エクリプス賞」各部門の受賞馬および受賞者が23日に発表され、カナダで活躍する木村和士(20)が日本人騎手として初めてエクリプス賞を獲得した。
木村は自分の名前を呼ばれると、壇上に上がり、英語でスピーチ。何度も何度も周囲への感謝の言葉を口にした。スピーチの途中では感極まった様子で言葉を詰まらせるシーンもあった。
「緊張しました。素直にうれしかったですし、つらかったことを思い出して、ウルッときました。この仕事って自分1人ではどうにもならないんです。自分はラッキーな環境にいただけ。まわりのサポートがなければ、このような賞はいただけなかった」。北米競馬に自らの名前を刻んだ20歳の若者は謙虚に受賞を喜んだ。