凱旋門賞から中12日でマジカルV/英チャンピオンS

<英チャンピオンS>◇19日=アスコット(英国)◇G1◇芝2000メートル◇3歳上◇出走9頭

アイルランドから参戦したマジカル(牝4、A・オブライエン、父ガリレオ)が制した。勝ちタイムは2分8秒42。

6日の凱旋門賞5着から中12日という強行軍だが、圧倒的な人気に応えた。ドナカ・オブライエン騎手を背に好位2番手追走から直線で抜け出し。昨年の英チャンピオンズ・フィリーズ&メアズS、今年のタタソールズゴールドカップ、愛チャンピオンSに続き、G1・4勝目となった。4分の3馬身差2着がアデイブ(セン5、W・ハガス、父ピヴォタル)。3着が日本調教馬ディアドラ(牝5、橋田)だった。2番人気のコロネット(牝5、J・ゴスデン、父ドバウィ)は6着に終わった。

マジカルを管理するエイダン・オブライエン師はその走りを絶賛した。「マジカルは信じられない牝馬です。2歳戦から休まず走ってきました。こんな牝馬はいませんし、彼女の精神力は特別です。2400メートルでも走ってくれますが、理想は2000メートルでした。2400メートルは能力でこなしています。凱旋門賞はタフなレースになりましたが、彼女は今日出走して勝つことができました。この馬場も苦にしませんでした。彼女はアルティメットな(究極の)馬です」。今後については、「驚くことに彼女は成長を続けています。彼女がブリーダーズカップ開催に向かうなら、BCフィリー&メアになるでしょう」とコメントしている。

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