アブソルティスモ、レイデオロ弟が登場/新馬戦
来年のクラシックを目指して、今週末から2歳新馬戦がスタートする。美浦では、日曜東京の芝1600メートルを予定する、17年ダービー馬レイデオロの半弟アブソルティスモ(牡、藤沢和、父ダイワメジャー)を要チェックだ。
今年もG1制覇を意識するノーザンファーム生産の良血馬が3回東京のマイル戦でデビューする。藤沢和厩舎からダービー馬レイデオロの半弟アブソルティスモだ。トレセン内では早くからこんな声が飛び交っていた。「今年もすごいのが出てくるらしい」「よほどの自信がなければ(3回東京)開幕週のマイル戦は使えない」。安田記念当日の芝1600メートル戦。昨年はグランアレグリア(桜花賞1着)、ダノンファンタジー(阪神JF1着)がワンツーを決めた。一昨年はステルヴィオ(マイルCS覇者)が勝利した“登竜門”だ。
4月5日に美浦に入厩し、乗り込みを重ねてきた。藤沢和師は「走るのが好きな血統だし、健康にきているのが何より。同じダイワメジャー産駒の兄ティソーナに比べて難しいところはなさそう。すごい馬体をしているよ」と期待する。3代母はウインドインハーヘアでディープインパクト一族。500キロを超え、筋骨隆々の馬体は父の影響を感じさせるが、非凡な瞬発力も併せ持つ。鞍上には兄レイデオロの主戦ルメールを確保。1週前追い切りに騎乗し、坂路で4ハロン54秒7-12秒8の時計を出している。新馬戦勝利へ、G1の舞台へ、好発進を決めたい。【木南友輔】