アーモンドアイ国枝師願う「日本と変わらぬ活躍を」

日本馬10頭が出走するドバイ国際競走が30日、メイダン競馬場(UAE)で行われる。注目はドバイターフ(G1、芝1800メートル)に出走する年度代表馬アーモンドアイ(牝4、国枝)。世界が熱いまなざしを向ける。

アーモンドアイの国枝栄調教師(63)は「アウェーだけど日本と変わらぬ活躍を」と異国でのG1制覇を強く願う。管理馬の海外遠征は過去4回、延べ5頭を香港に送り出した。最高成績はマツリダゴッホの08年クイーンエリザベス2世C6着。世界の厳しさは何度も味わってきた。

マイネルソロモンで初挑戦した05年チャンピオンズMはレース直前に熱発で回避した。08年のマイネルシーガル(チャンピオンズM=10着)、マツリダゴッホは馬インフルの影響で新潟競馬場で検疫に入った。香港へ向かう飛行機は、台風で成田空港への到着が遅れた。「アウェーはアウェーだよね」と、過去の予期せぬ事態を振り返る。それでも海外に派遣するスタッフは、ほぼ毎回顔触れが違う。

アーモンドアイの根岸助手は初めて海を渡った。経験を積ませることが厩舎のチームワーク、底上げにつながる。「まあ、それは当然だよね」と、国枝師の考えは香港で勝てなくてもぶれない。さらに「注目されている立場で仕事をしなさい、ということだよ」と付け加えた。口うるさく指示するわけではない。時にはスタッフの意見を尊重しながら調整していく。

ただ、今回はこれまでの遠征馬と様相が違う。アーモンドアイはG1・4連勝、18年年度代表馬の肩書を引っ提げ、世界が大きく注目している。「抜かりなく調整して結果を残したい。夢が残るようにね」。05年の海外初挑戦から14年。機は熟している。

<25日のアーモンドアイ>

午前5時から馬場入りして、メイダン競馬場のダートコースをキャンターで駆け抜けた。その後はゲートを確認。ゲート内で駐立まで行った。遠征に同行している宮田技術調教師は「こっちに来てから落ち着いている。雰囲気はいいですよ」と話した。24日には少し速めの時計を出している。

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